やたら幅の広い歯があるなぁ…
と思ってよ〜く観察すると
2本の歯の根元が繋がって生えています。
って方がいらっしゃいました。
赤ちゃんの癒合歯はそれ程珍しいことではなくよく見かけます。
乳歯では100人に3〜4人の割合で見られるようです。
わたしもこういう職業をしだして数名可愛い癒合歯にお会いしてます。
2本つながってるとハート型に見えることもあって、
キュン♡ですよ。
文献によっては
乳歯に癒合があると、
後から生えてくる永久歯が1本足りなかったり、
永久歯も癒合歯という事もあり得るよです。
癒合歯そのものには、特に大きな問題はないですが、
将来のリスクとして
まず虫歯になりやすいということがあります。
癒合歯には2本分の歯が結合しているので、ただ幅が広いだけのものもありますが、
結合部位が溝になっているケースが多くプラークや汚れも溜まりやすく虫歯になりやすいのです。
その他、
歯並びや永久歯の本数が足りなくなる可能性もあります。
歯磨きしていて、気になる歯があったり、
???って思うことがあれば、
心配なら歯医者さんに見てもらってくださいね。
だけど、
先程も書いた通り、癒合歯そのものには特に決定的な問題はないので、
永久歯への生え変わりの時期(6歳前後)まで要観察パターンがほとんどかなぁ。
どうして乳歯が癒合歯になるのかは今の医学でははっきりわかっていないのです。
今わかっている濃厚な説としては、
妊娠初期に
将来上顎になっていく場所と下顎になっていく場所にそれぞれ乳歯の元になる突起が現れ歯をつくります。
特に前歯になっていく箇所の周りには細胞が密集していて、
下顎・唇・鼻・頬などに細かく分化してそれぞれの身体の部分をつくっていきます。
なので、
前歯の生える場所はスペースが狭く歯の元になる突起はとなりの突起と押し合い窮屈な間隔で並んでいます。
すごーく密接しているため細胞同士が接触融合して、癒合歯になるのでは?
という説です。
妊娠中に〇〇したから…ということではないのです。
わたしたちの身体は、
60兆個の細胞からできています。
細かいところまで精密に失敗なく、
遺伝子の設計図通り完璧に身体を作るのってゴッドハンドなんですよね。
いや、手作業で作ってるわけじゃないからハンドではないね。
神業?
歯の1本2本くっついていても、
それはまた、神様の愛嬌♡といえるかもですね。
今日はここのへんで失礼します(o^^o)
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